ドラえもんの新しい映画始まったな。でも見にいくか迷うなー。
そう思われている方がおられましたら断言します。子供たちを連れて早速見に行きましょう。
今作も、大変心に刺さる名作でした。とても感動しました。
少しネタバレを含みますが、ドラえもんのび太の新恐竜について、私なりのオススメポイントを書いていきます。
ドラえもんのび太の新恐竜を見にいきませんか?
いますぐ見るべき理由
見るべき理由を3つご紹介させていただきます。
- みんな違ってて良いんだと思わせる、多様性のある作品
- TVシリーズには無い、のび太と仲間たちの良さがわかる
- 諦めない、信じることの素晴らしさを思い出す
みんな違ってて良いんだと思わせる、多様性のある作品
物語の始まりは、のび太が恐竜の卵の化石を見つけることから始まります。
「絶対に恐竜の卵の化石だ!!」と、信じて疑わないのび太は、ドラえもんに【タイム風呂敷】を貸してほしいと頼みます。
最初は「そんなはずない」と話を信じていないドラえもんでしたが、のび太の熱意に負けて【タイム風呂敷】を貸します。
卵の化石と思われるものを、【タイム風呂敷】に包むと卵が元の状態に戻ります。
程なくして生まれたのは、双子の恐竜、未発見の新種でした。
緑色の恐竜を【キュー】、ピンク色の恐竜を【ミュー】と名付け、新種ということで【のびザウルス】と命名します。
2匹の共通事項 : 腕に羽が生えている
キュー :ちょっと頼りない。苦手が多い。運動神経が悪い。
飛べない。尻尾が短い。体が小さい。
ミュー :おてんば。好奇心旺盛。好嫌いが無い。運動神経が良い。
飛べる。尻尾が長い。体が大きい。
双子なのですが、能力差がついています。ちょっと頼りない体の小さな【キュー】、なんでも器用にこなす、体の大きな【ミュー】。
これは、のび太君たちの世界でも、私たちの世界でもよくある話です。「あいつはすごいな」「なんで自分は違うんだろう」と思うことは少なからずあると思います。
例えば、【キュー】は壁にぶつかりながらも、物語が進むにつれ、傷つきながらも成長して行きます。
それが感動するのは、やはり【キュー】がどこか頼りなくて、心配になる存在だったのに、頑張って壁を破ろうとする姿に心惹かれるのだと思います。
それは、のび太君や、仲間たちだって同じです。
それぞれの個性がのびのびと頑張る様は、ストーリーに引き付けられる要因です。
それぞれに素晴らしい良さがある。苦手も、ハンデも自分がマイナスだと思わなければマイナスじゃ無い。
みんなそれぞれが違っていた方が良いんだと、改めて気づかせてくれる、多様性がある作品でした。
TVシリーズには無い、のび太と仲間たちの良さがわかる
TVシリーズには無い部分を、映画では存分に楽しむことができます。映画では、キャラクターの個性が立ってとても面白いです。
今回は、のび太君としずかちゃんについて、書いていきます。
・のび太君
運動も勉強も苦手で、よく馬鹿にされています。今回は、【逆上がり】が一つのキーワードになってきますが、「どうせ僕なんて。。。」と言ってしまうほど自分に自信がありません。
しかし、なぜあんなにも魅力的で、馬鹿にされながらも仲間たちに愛される存在なのでしょうか?
のび太君の良いところは
・人の気持ちに寄り添えること
・周りの人の痛みがわかること
・自分が気付いていないだけで勇気と行動力があること
です。
今回のお話の中で、【キュー】が体調不良の時に、恐竜博物館の人に、「恐竜の病気はどうしたら治りますか?」と、夜中に家を抜け出して教えてもらいに行くシーンがありました。
「そんなの聞きに行ってもわかる訳ないし、意味ないでしょ」と思う事もできますが、【キュー】のために、ひたむきに行動できるのび太君は、本当に素晴らしいと思いました。
自分に似た【器用に生きられないキュー】が気になったり、感情をぶつけてみたり、コミュニケーションに悩んだりしながらも、正面からぶつかって解決しようとします。
時には励まし、弱さを認めることができる素晴らしいキャラクターです。
そんなところが、仲間たちを引きつける動力ではないかと感じました。
・しずかちゃん
物語の紅一点。誰からも愛されるしずかちゃんです。
今回の物語の中で感じた、しずかちゃんの魅力は、
・人の話をよく聴き、理解しようとすること
・相手を優しく承認してあげること
です。
のび太君が「僕なんかがキューに頑張れって言っても仕方ないよね。。。」と自信をなくしていると、そっと横に来てくれて
「人の気持ちに寄り添えるて、周りの人の痛みがわかるのび太さんが好き」と言って励ましてくれます。
すると、のび太君は自信を取り戻し、【キュー】と正面から向き合うことができるようになります。
とても感動的なシーンで、私はとても感動しました。頑張りを発信すれば誰かがみてくれる。
しずかちゃんみたいな素晴らしいコミュニケーションを取れる人間になりたいと思いました。
諦めない、信じることの素晴らしさを思い出す
中盤から終盤にかけて、のび太君とキューの信頼度が上がっていきます。
序盤は、親代わりののび太君と、それを頼るキューの間柄ですが、同じような境遇の二人はいつしかお互いを支え合う存在になっていきます。
キューは飛ぶことを。
のび太君は逆上がりを。
お互いに、お互いの頑張りを認め苦手に挑戦していきます。これ以上は、相当ネタバレしながらではないと書けませんので、ここらへんにしておきます。
やっても出来ないかもしれないけど、やらないと絶対できない。諦めてしまっては欲しいものが手に入らないということを思い出させてくれる、名作でした。
最後に
子供たちと久々に映画をみれたことが非常に幸せでしたが、まさかブログが書きたくて仕方なくなるほどの名作に会えるとは思っていませんでした。
見にいくか迷われている方、是非このお盆は子供たちと一緒に見にいきましょう。
コメント
私も子供たちと公開初日に行きました!とても良い映画ですね(^^)
コロナ禍で映画は不安でしたが、ネット予約で確認したところ、正午公開分は全て空席だったので行ってきました。結果、3組だけのほぼ貸し切り状態で安心して映画を見ることができました。子供たちは何度失敗しても諦めずにやればなんとかなるんだね!と、のび太とキューのがんばりを称賛してました。
個人的にはやっぱりキムタクカッコいい!でした。笑
いやー、最高でしたね。のび太ってダメダメやん。って中でも、仲間たちはきちんと良いところを理解していたり、大人にも子供にも刺さる映画でしたよね。
キムタクはずるいよ。アニメのキャラですらかっこいいから笑